FXなどの金融商品を取り扱う業者には、日本国内業者と、海外で展開している海外業者の2種類が存在しています。
海外FX業者の方がリスクもあるものの利益も出しやすく、日本人トレーダーでも利用している人が多くいるため、話題になることも多くなります。
そんな海外FX業者の中でも、最大手として有名なXMTradingと、2020年に日本でもサービスを開始し話題となっているExnessについて、様々な観点から比較していきます。
以下、簡単にXMとExnessのスペックを比較しました。
XMとExnessのスペック比較表
比較項目 | XMTrading | Exness |
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最大レバレッジ | 1,000倍 | 無制限 |
口座タイプ |
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取引可能銘柄数 | 合計1,463銘柄 | 合計225銘柄 |
取引手数料 | 無料(一部口座タイプ除く) | 無料(一部口座タイプ除く) |
スプレッド | 0.0pips~4.1pips | 0.0pips~4.3pips |
ロスカット水準 | 20% | 0% |
ボーナス・キャンペーン | 常時4種類+期間限定ボーナスあり | なし |
スワップポイント |
※スワップフリー口座あり |
全口座スワップフリー |
約定力 |
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(※即時約定は相場状況による) |
対応取引ツール | MT4・MT5・独自アプリ | MT4・MT5・独自アプリ |
取引制限 |
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安全性・信頼性 |
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入金方法・手数料 |
手数料無料(一部口座除く) |
手数料無料(一部口座除く) |
出金方法・手数料 |
※全て手数料無料 |
※全て手数料無料 |
口座維持手数料 | 休眠口座は毎月10ドル | 口座維持手数料なし |
海外FX業者として比較すると、ボーナスの有無やレバレッジの高さにも特徴がありますが、双方の業者で銘柄数など、それぞれ特徴が異なります。
この記事では、そんなXMとExnessについて、それぞれの違いや特徴を比較、おすすめできる点などを解説していきます。
これから海外FXに挑戦しようと考えている方や、投資先を増やそうと考えている方は参考にしてみてください。
この記事でわかること |
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XMとExnessはどちらがおすすめ?
XMとExnessについて、それぞれの特徴や詳細情報を解説します。
XMTradingの基本情報|リスクを抑えて海外FXに挑戦できる
出典:https://www.xmtrading.com/jp
取引銘柄数 | 1,463銘柄 |
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最大レバレッジ | 1,000倍 |
スプレッド | 0.0pips~4.1pips(銘柄によって変動) |
取引手数料 | XM Zero口座のみ1ロットあたり片道5通貨 |
最低入金額 | 5ドル〜 |
キャンペーン |
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安全性 |
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公式サイト | XMTrading公式サイト |
- 日本語向けのサポートが充実している
- 取り扱っている銘柄数が業界でもトップクラス
- 口座開設ボーナスなどのキャンペーンが充実している
- 少額からの入金が可能で取引を始めるハードルが低い
- レバレッジは1,000倍と国内業者に比べて非常に大きい
XMの特徴として、口座開設ボーナスなどの充実したキャンペーンを利用し、リスクを抑えて海外FXに挑戦できることなどが挙げられます。
入金の際にも5ドルからと非常に少額からスタートできるため、自己資金が少ない人でも大きなレバレッジを掛けて利益を狙うことも可能となっています。
また、2010年の設立当初から日本向けのサービスも展開しているため、日本語サポートも充実しており、初心者でも安心して取引できる点も特徴の一つです。
以上のことからXMは、まだFXなどの取引に慣れていない方や、これから海外FXに初めて挑戦する方におすすめです。
Exnessの基本情報|充実した取引環境で大きく稼ぐことができる
出典:https://www.exness.com/
取引銘柄数 | 225銘柄 |
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最大レバレッジ | 無制限 |
スプレッド | 0.0pips~4.3pips(銘柄によって変動) |
取引手数料 | ロースプレッド口座1ロット一律片道3.5ドル
ゼロ口座銘柄1ロットあたり片道3.5ドルから |
最低入金額 | 一般向け口座:150ドル プロ向け口座:1,000ドル |
キャンペーン |
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安全性 |
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公式サイト | Exness公式サイト |
- 掛けられるレバレッジが無制限で大きな利益を狙える
- ロスカット率が低く強制ロスカットのリスクが少ない
- 最大取引数量やポジション保有量が多いため、大口取引に向いている
- 取り扱い銘柄の総数は少ないが、一部希少な銘柄がある
- スプレッドは狭めでスキャルピングなどの取引に向いている
Exnessは、口座開設ボーナスなどのキャンペーンがない代わりに、レバレッジ無制限で取引が行えるため、非常に大きな利益を狙える点が特徴です。
ロスカット率も0%となっているため、口座の残高がありさえすればロスカットが強制的に発動されることがないといった利点もあり、ハイリスク・ハイリターンな取引に向いています。
ただし、日本でのサービス開始が2020年からと比較的近年からであるため、日本語公式サイトがないなど、日本語でのサポートは万全とは言えません。
Exnessは一定以上資金が用意でき、日本語のサポートがある程度なくても問題がない、中級者以上のトレーダーにおすすめです。
XMとExnessを16項目で徹底比較
XM・Exnessを16の項目で比較した場合、特徴は下記の通りです。
XM・Exnessを16の項目で比較 |
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それぞれ解説します。
口座タイプを比較
XMとExnessには、それぞれ複数種類の口座タイプが用意されており、スプレッドや取引手数料の有無などに違いがあります。
各口座の用途と名称は、以下の表の通りです。
口座の用途 | XMTrading | Exness |
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少額取引用口座 | マイクロ口座 | セント口座 |
オールラウンド口座 | スタンダード口座 | スタンダード口座 |
低スプレッド(手数料あり) | XM Zero口座 | ロースプレッド口座 ゼロ口座 |
低スプレッド(手数料なし) | KIWAMI口座 | プロ口座 |
基本的な用途と口座の種類は共通していますが、XMに比べてExnessの方が口座タイプが一つ多く、用途毎に口座を使い分けしやすくなっています。
低スプレッドで運用できる口座が2種類用意されているという点はExnessが優れていますが、手数料なし低スプレッドで運用できる口座は双方に用意されています。
XMもExnessも、名称こそ違うものの基本的には用途と取引の仕方によって、口座タイプを使い分けるのがおすすめとなっています。
キャンペーン・ボーナスを比較
XMとExnessを各種キャンペーンで比較した場合、圧倒的にXMが有利です。
XMでは新規口座開設時に13,000円分のボーナスや、入金時などにもボーナスが受け取れるほか、特定の期間限定のキャンペーンを行うなど、随時ボーナスやキャンペーンを開催しています。
一方、Exnessは口座開設時・入金などによるボーナスやキャンペーンが存在せず、取引を開始するためには必ず自己資金が必要になります。
複数回ボーナスを受け取ることはできませんが、XMでは口座開設と同時にボーナスを受け取り取引を開始できるため、初心者にもおすすめです。
取引銘柄数を比較
XM・Exnessで取り扱っている銘柄数を比較すると、下記の表のようになります。
金融商品 | XMTrading | Exness |
---|---|---|
通貨ペア | 55銘柄 | 94銘柄 |
貴金属 | 3銘柄 | 15銘柄 |
エネルギー | 3銘柄 | 3銘柄 |
株価指数 | 18銘柄 | 10銘柄 |
商品 | 8銘柄 | なし |
株式 | 1,300銘柄 | 93銘柄 |
先物 | 18銘柄 | なし |
仮想通貨 | 58銘柄 | 10銘柄 |
単純な銘柄の数だけで言えばXMの方が圧倒的に多く、特に株式の取り扱いに関してはXMの取扱銘柄数に軍配が上がります。
一方で、Exnessは通貨ペアと貴金属の種類の多さが特徴となっており、XMで取り扱っていない希少な通貨ペアや貴金属を利用した取引が可能です。
株式をメインに取引したいのであればXMが、通貨ペアや貴金属をメインで取引したいのであればExnessがおすすめです。
最大レバレッジを比較
海外FX業者の特徴として、最大レバレッジの高さが挙げられますが、XMとExnessではそれぞれ掛けられるレバレッジに違いがあります。
それぞれの最大レバレッジと、制限がかかる有効証拠金は下記の表のようになっています。
有効証拠金 | XMTrading | Exness |
---|---|---|
〜1,000ドル | 1,000倍(Zero口座は500倍) | 無制限 |
1,000〜5,000ドル | 1,000倍(Zero口座は500倍) | 2,000倍 |
5,000〜30,000ドル | 1,000倍(Zero口座は500倍) | 1,000倍 |
30,000〜40,000ドル | 1,000倍(Zero口座は500倍) | 500倍 |
40,000〜80,000ドル | 500倍 | 500倍 |
80,000〜200,000ドル | 200倍 | 500倍 |
200,000ドル〜 | 100倍 | 500倍 |
最大レバレッジの高さはExnessが飛び抜けていますが、一方で有効証拠金の残高によってはXMの方が優れているタイミングが存在します。
ただし、最終的にはExnessのレバレッジは500倍で固定されるため、基本的にはレバレッジについてはExnessの方が高くなります。
レバレッジを高くした状態で取引をするのはリスクもありますが、大きな利益を出しやすくなるため、高レバレッジを掛けて取引したいのであればExnessがおすすめです。
スプレッドを比較
XMとExnessを、取引の際に重要なスプレッドで比較した場合、Exnessの方がスプレッドが全体的に狭く有利です。
両者の各口座で「USD/JPY」の取引をした場合、スプレッドは以下の表のようになります。
海外FX業者名 | 口座タイプ | スプレッド (USD/JPY) |
---|---|---|
XM | スタンダード口座 | 2.4~2.5pips |
KIWAMI極口座 | 0.7pips | |
ゼロ口座 | 0.0~0.2pips | |
Exness | スタンダード口座 | 1.1pips |
プロ口座 | 0.7pips | |
ロースプレッド口座 | 0.1pips |
プロ向け口座ではどちらも安定してスプレッドが狭くなっていますが、スタンダード口座などを比べると、Exnessの方が若干スプレッドが狭くなっています。
一部の金融商品などではXMの方がスプレッドが狭い場合もありますが、Exnessはゴールドを取引する際のスプレッドが非常に狭く、貴金属取引ではかなり有利と言えます。
全体的な面ではExnessの方がスプレッドが狭くなっているため、スプレッドの狭さを重視して取引する場合はExnessがおすすめです。
取引手数料・取引コストを比較
XM・Exnessでは、どちらも基本的に取引手数料無料が特徴の一つとなっているため、一部の口座を除き、取引に手数料が掛かることはありません。
ただし、取引手数料が掛かる口座も存在し、掛かる手数料は以下の表のようになっています。
比較項目 | XMTrading | Exness |
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取引手数料なしの口座 |
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取引手数料のある口座 | XM Zero口座(片道5通貨) |
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XMとExness、双方ともにスプレッドが狭く設定されている口座が、代わりに手数料を設定しているという形になっています。
手数料の有無を加味して考えた場合、基本的にExnessの方がお得に利用することができますが、かわりに取扱銘柄の種類が少ないといったデメリットもあります。
同じ銘柄を取り扱っている場合は、手数料が安く設定されているExnessの方が取引コストを抑えられるため、しっかりと比較して利用するようにしましょう。
約定力を比較
XMとExnessを約定力で比較した場合、優れているのはXMです。
約定力とは、注文を行った際に拒否などが行われず、希望通りに注文が通るかどうかを指す言葉となっており、約定力の高さは非常に重要視されています。
XMはサービス開始当初から注文拒否をなくすことに力を入れており、海外FX業者の中でも特に約定力が高く、1秒以内の平均約定率99.98%と、業界でもトップクラスです。
Exnessも業界の中では約定力は高い部類と言われているものの、時折スリッページが発生するという報告もあり、約定力では一歩遅れを取っている印象です。
平常時は問題がありませんが、注文が多くなるタイミングなどに安定しないという意見が多く見られるため、約定力を重視するのであればXMがおすすめです。
スワップポイントを比較
XMとExnessをスワップポイントで比較した場合、基本的には全口座でスワップフリーを採用しているExnessが有利です。
スワップポイントとは、取引を行う際の通貨間における「金利」のことで、長期保有することを目的とした取引では、場合によっては利益になることもあります。
しかし、海外FXでは長期保有を目的とした取引をあまり重視しないため、スワップポイントは基本的に金利差による「損失」のことを指します。
XMでは「KIWAMI極口座」のみ一部銘柄でスワップフリーを採用しているため、XMでもExnessでもスワップフリーを利用して取引することができます。
基本的には、口座タイプも選ばずスワップフリーを利用できるExnessの方が使いやすく、スワップフリーに拘って取引をするのであればExnessがおすすめです。
ロスカット水準を比較
XMとExnessのロスカット水準を比較すると、Exnessがロスカット水準0%と設定しており、証拠金が少なくても取引が継続できるという利点があります。
ロスカットとは、口座に残った金額に対し、株価の下落などで証拠金維持率が下がった場合に、強制的に売買を行い、損失を抑えるためのシステムです。
しかし、ロスカットが執行されても確実に損失を抑えられるとは限らず、場合によってはより大きな損失になることも多いため、ロスカットはできる限り避けるべきものです。
Exnessではロスカット水準が0%なのに対し、XMではロスカット水準が20%に設定されており、XMの方がロスカットの確率が上がります。
XMも他業者と比べると低めの水準ですが、ロスカットをとにかく避けて取引が行いたい場合は0%に設定されているExnessがおすすめです。
取引制限を比較
取引に掛かる制限でXMとExnessを比較した場合、基本的にExnessの方が優れています。
それぞれの取引数量や制限を比較すると、以下の表のようになります。
比較項目 | XMTrading | Exness |
---|---|---|
最小取引数量 | 0.01ロット | 0.01ロット |
最大取引数量 | 50ロット | 200ロット |
最大ポジション数 | 200ポジション | 無制限 |
スキャルピング | 可能 | 可能 |
ツールによる自動売買 | 可能 | 可能 |
両建て取引の可否 | 同一口座のみ可能 | 同一口座のみ可能 |
最小取引数量はどちらも同じですが、最大取引数量は圧倒的にExnessが多く、最大ポジション数も無制限となっています。
ただし、Exnessは最大取引量が変動する「ロット制限」という仕組みを採用しているため、必ず200ロットでの取引が行えるとは限らず、注意が必要となります。
XMではロット制限などの仕組みがないため、取引数量自体は少ないものの、変動がなく安定した取引が可能な点が優れています。
大口の取引で大きな利益を狙いたい場合は、最大取引量・最大ポジション数が多いExnessがおすすめです。
利用できる取引ツールを比較
XMとExnessで利用できる取引ツールは、それぞれMT4/MT5及び、独自アプリの3種類ずつとなっています。
一般的にFXトレードなどに利用されるMT4/MT5には、双方のサイトが対応しているため、取引ツールという点では大きな差はありません。
ただし、独自アプリに関しては運営歴が長いXMに比べて、Exnessの方は評価が低く、基本的にMT4やMT5を使うことが推奨されています。
無理に独自アプリを利用する必要性はなく、MT4/MT5に対応している時点で問題はないため、取引を行う際には特に注意するべき点はありません。
XM・Exness、双方ともに取引ツールで比較するべき点は独自アプリのみであるため、MT4かMT5のどちらかを利用するようにしましょう。
信頼性・安全性・運営会社を比較
XMとExnessを信頼性や安全性、運営会社という観点から比較すると、どちらにも大きな差はありません。
XMもExnessも複数の金融ライセンスを取得しており、中でも海外では有名なセーシェルや、信頼性の高く取得が厳しいCySEC(キプロス証券取引委員会)でもライセンスを取得しています。
XMとExnessは双方ともにサービスを開始して長く、不当な出金拒否が起きたといった事例もないため、サービスとしての信頼性は高くなっています。
また、日本の金融庁からはどちらも警告を受けたことがあるものの、日本の金融庁に登録してしまうと高レバレッジの取引などが不可能になるため、無登録で営業している海外FX業者は多く存在しています。
仮に日本金融庁から警告を受けたことがある業者で、取引を行った場合でもトレーダー側が罰せられることはないため、心配する必要はありません。
XMとExnessのどちらも、海外FX業者としてはユーザーからの評価も高いため、日本からでも安心して利用することができます。
入金方法・最低入金額・手数料を比較
XMとExnessを、入金方法や最低入金額で比較すると、下記の表のようになります。
入金方法 | XMTrading | Exness |
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クレジットカード |
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オンラインウォレット |
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銀行送金 | 国内銀行送金可 | 国内銀行送金可 |
仮想通貨 | 不可 |
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その他の入金方法 |
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最低入金額 | 全口座5ドル~ |
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入金方法の種類の豊富さでは、Exnessが優れており、仮想通貨での直接入金や、海外FXなどでよく利用される「STICPAY」に対応している点も評価されています。
しかし一方で、一般向けのスタンダード口座などでも最低入金額が150ドルから、プロ口座などでは1,000ドルからと最低入金額が非常に高いことが難点です。
手数料はどちらも無料となっているため、少額で入金が行えるXMの方が、初心者から上級者まで利用しやすく、万人におすすめと言えます。
出金方法・最低出金額・手数料を比較
XMとExnessを、出金方法や最低出金額で比較すると、下記の表のようになります。
出金方法 | XMTrading | Exness |
---|---|---|
クレジットカード | Visa |
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オンラインウォレット |
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銀行送金 | 国内銀行送金可 | 国内銀行送金可 |
仮想通貨 | 不可 |
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最低出金額 |
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出金方法でも、XMとExnessを比較した場合、仮想通貨での出金にも対応していることから、Exnessの方が利便性が高くなっています。
ただし、Exnessでは最低出金額も高く、かつ日本円換算ではなく米ドルからの逆算以外で出金が行えないため、タイミングによっては大きく出金額が変動してしまう可能性もあります。
どちらも手数料は無料となっていますが、仮想通貨やクレジットカードを利用した場合にはそれぞれの決済代行会社などの手数料が引かれる場合があるため注意が必要です。
また、XMもExness双方ともにマネーロンダリングなどの犯罪防止の観点から「入金時と同じ方法」を利用する必要があります。
なお、どちらも国内銀行送金が可能であるため、使い勝手に違いはありませんが、どちらかといえば日本円で直接出金が行えるXMの方がおすすめです。
サポート体制を比較
XMとExness、双方ともにサポートはメール及びライブチャットによるサポート体制を設けており、日本語にも対応しています。
ただし、日本語に完全対応しているXMに比べ、Exnessは日本語の提携サイト以外の公式サイトが存在しない、日本語でのサポートが遅いなど一部難点が存在します。
Exnessは日本でのサービス開始が2020年と遅かったこともあり、特に日本語でのメールサポートはかなり返信が遅いという評価もあるため注意が必要です。
日本語にも対応している海外FX業者は昨今珍しくはありませんが、海外の業者という点を踏まえて利用する必要があります。
サポート体制という点ではXMの方が評価が高いため、Exnessの方は英語でも問題がない中級者向け以上のサービスとなっていることを把握した上で利用しましょう。
休眠口座・口座維持手数料を比較
XMとExness、どちらの業者も普段口座を保持している状態では手数料は一切掛かりません。
Exnessに関しては休眠口座のようなシステムが存在せず、どんなに取引期間を空けてしまっても口座維持手数料がかかることはありません。
しかし、XMに関しては90日間取引を一切行わなかった口座は「休眠口座」となってしまい、休眠口座になってしまうと毎月10ドルの維持手数料が残高から引かれていきます。
更に手数料が残高から引けなくなり、更に90日間放置してしまうと口座が凍結されてしまうため、XMでは取引の期間をあまり空けないように注意する必要があります。
Exnessでは気にする必要はありませんが、XMで取引期間を空ける、あるいは利用しなくなる場合は残高を出金しておくのがおすすめです。
XM・Exnessがおすすめな方の特徴を比較
XM・Exnessを利用するのがおすすめな人の特徴は、下記の通りです。
XM・Exnessがおすすめな方の特徴を比較 |
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それぞれ解説します。
XMがおすすめな方の特徴|自己資金を投じたくない方におすすめ
XMTradingがおすすめな方の特徴は、下記の通りです。
XMTradingがおすすめな方の特徴 |
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XMでは、新規に口座を開設した際や、入金を行った際にボーナスを受け取ることができ、ボーナスをそのまま取引に利用することが可能です。
ボーナスを使って得た利益も出金制限が掛からないため、まだFXなどの取引に慣れていない人が実践的な練習に利用することもできます。
実際に自分の資金を入金することなく、利益を出し続けることも可能であるため、用意できる軍資金が少ないという人にもXMはおすすめです。
Exnessがおすすめな方の特徴|自己資金を投じて大きな利益を出したい方におすすめ
Exnessがおすすめな方の特徴は、下記の通りです。
Exnessがおすすめな方の特徴 |
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Exnessでは、口座開設や入金によるボーナスが存在しない代わりに、他の業者と比べても掛けられるレバレッジに制限がないなど、ハイリスク・ハイリターンな取引が可能です。
まだFXに慣れていない、実践的な取引などができない初心者にはおすすめし辛い部分も多いですが、中級者以上の経験者であれば、より大きな利益を出せる可能性も高くなります。
自己資金を多めに用意して、ある程度損失を出しても問題ない状況を作る必要もあるため、事前に取引するための土台を整えられる人にExnessは特におすすめです。
XMとExnessを使い分ける方法
XMかExness、どちらかを利用するのではなく、双方を使い分けすることで「分散投資」を行うのもおすすめです。
「分散投資」とは、様々な銘柄や通貨など、複数の異なる資産に投資を行うことで、安定して利益を増やしたり損失を減らしたりするための投資方法の一つです。
XMとExnessでは、取り扱っている銘柄や種類の多い銘柄にも違いが存在し、レバレッジの制限などにも違いがあるため、使い分けて分散投資を行うのに向いています。
XM・Exnessを使い分ける方法は下記の通りです。
XM・Exnessを使い分ける方法 |
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それぞれ解説します。
取引銘柄ごとに使い分ける
XMとExnessを使い分ける際の主な手段として、取引銘柄による使い分けが挙げられます。
XMとExnessでは取り扱っている銘柄の種類などに差があり、株式であればXMの方が種類が豊富な一方で、希少金属などはExnessが種類が豊富です。
また、同じ銘柄であっても、XMとExnessでスプレッドに差が出ることもあるため、スプレッドが狭い方を選び取引することで、取引コストを抑えることが可能です。
XMとExness以外の業者でも同様に、スプレッドや取引手数料などに違いが発生することは多くあるため、同じ銘柄で取引する際には必ず各業者で比較するのがおすすめです。
トレードスタイルで使い分ける
XMとExnessを使い分ける際には、トレードのスタイルによって使い分ける方法も挙げられます。
例えばXMでは少額の入金に対応しているため、一度の取引金額が少ないデイトレードなどのトレード方法に向いています。
一方で、Exnessであればロスカットの水準が低いため、長期間ポジションを保有してトレードを行うなどの活用方法があります。
時期や相場、取引銘柄などによっても変動する部分ではありますが、それぞれ向いているトレード方法などが違うため、手法によって各業者の口座を使い分けるのがおすすめです。
トレード資金で使い分ける
XMとExnessを使い分ける際は、資金の増減・手持ち資金の残高によって使い分けるのも有効な手段の一つです。
XMでは、口座開設時や、入金時にボーナスを受け取ることができ、少額入金もできるため、自己資金が少なくても取引を行うことが可能となっています。
一方、Exnessでは大きなレバレッジを掛けて取引が可能な代わりに、ボーナスの類が存在せず、入金も1,000ドル以上が必要なため、まとまった資金が必要になります。
残高や最初の軍資金が少ないうちはXMを、取引を繰り返すことで軍資金が増えてきたらExnessを、といった形で、資金の増減に合わせて取引口座を変更していくのがおすすめです。
XMとExnessについてよくある質問
XM・Exnessについて、よくある質問は下記の通りです。
XMとExnessについてよくある質問 |
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それぞれ解説します。
XMとExnessは無料で口座開設できる?
XMとExness、どちらも口座開設自体は無料で行うことができるため、取引の準備自体に資金が必要になることはありません。
ただし、Exnessは口座開設や入金によるボーナスが存在せず、実際に取引を行う際は自己資金を必ず入金しなければいけない、というデメリットが存在します。
一方で、XMでは口座開設及び入金によるボーナス周りが充実しているため、取引を開始するだけなら自己資金を入金しなくても良いというメリットがあります。
XMとExness、どちらが使いやすいサービスかは取引のスタイルや資金によって変わってくるため、まず口座開設をしてみてから検討するのもおすすめです。
2つ以上の海外FX業者で口座を開設しても良い?
XMとExnessに限らず、複数の海外FX業者で口座を開設しても、問題ありません。
むしろ、業者によって優れている部分や使いづらいと感じる部分が必ずあるため、複数の業者で口座を開設し、自分のスタイルとあった業者を探すことは非常に重要になります。
ただし、同じ業者内で複数のアカウントを作成したり、違う業者の口座を利用して両建て取引を行ったりするなど、利用規約で禁止されている行為も存在するため注意が必要です。
XMとExness両者で口座を開設すること自体問題ないものの、利用規約で禁止されている行為に抵触しないようにしましょう。
Exnessのプロ口座とXMのKIWAMI極口座の違いは?
Exnessのプロ口座と、XMのKIWAMI極口座はプロ向けの口座として設定されており、業者の最大レバレッジが掛けられる、スプレッドが狭く設定されているなど、共通点が多くなっています。
レバレッジが最大1,000倍のXMに対し、レバレッジが無制限となるExnessの方が一見優れているように見られますが、XMではリクオート(約定拒否)が発生しないというメリットがあります。
一方で、Exnessには取引ルールで条件が設定されておらず、XMでは集中した窓あけ/窓埋めトレードは禁止されているなど、取引ルールが厳しめに設定されています。
XMとExnessのどちらかが一方的に優れているというわけではないため、用途や取引のスタイルによって使い分けを行うのがおすすめです。
ExnessとXMのビットコインのスプレッドは?
ExnessとXMでは、どちらも仮想通貨を取り扱っており、主要な銘柄であるビットコインも取引に対応しています。
主要な通貨ペアとなるBTC/米ドルでのスプレッドは、下記の表のようになっています。
各業者 | スタンダード口座 | マイクロ口座 ロースプレッド口座 |
ゼロ口座 | KIWAMI極口座 プロ口座 |
---|---|---|---|---|
XMTrading | 35.5pips | 35.5pips | 取り扱いなし | 26.5pips |
Exness | 139.1pips | 17.6pips | 17.6pips | 86.9pips |
最小スプレッドではExnessが最も狭くなっている代わりに、口座タイプによっての幅が大きくなっており、XMの方が口座タイプ毎の幅が小さいという特徴があります。
一方で、XMでは一部仮想通貨自体の取引ができない口座タイプが存在するため、一概にどちらの方が優れているとは言い難く、一長一短となっています。
全体的な観点でみると、プロ口座で取引を行う場合はXMの方がスプレッドが狭く、仮想通貨自体の取扱銘柄も多いため、XMがおすすめです。
「Exnessが最強」と言われている理由は?
Exnessが「最強」と評価される理由は、無制限のレバレッジと、スプレッドの狭さや高い約定力が評価されているためです。
スプレッドの狭さは特に優秀で、ドル円での取引はスタンダード口座では1.1pips、中級者向けのプロ口座などでは0.7pipsとなっており、他業者と比べても非常に狭くなっています。
ロスカット率も0%であるためギリギリまで取引を継続することができ、業界内でも他に例のない高レバレッジで取引ができるため、特にスキャルピング取引に有利と言われています。
ハイリスク・ハイリターンであることは事実であるため、初心者にはおすすめできませんが、FXに慣れてきた中級者以上のトレーダーにおすすめです。
XMとExnessの比較まとめ
この記事では「XMとExness」について、それぞれ比較して解説しました。
海外FXで名前が挙がることの多い大手業者、XMとExnessを比較しましたが、それぞれに特徴や有利な点に違いが存在しています。
個人の取引スタイルや資金力などによって、どちらの業者を利用するべきなのか、使い分けを行うべきなのかは変わってきます。
スプレッドや手数料、ボーナスの有無などを比較し、自分に合っているのはXMなのかExnessなのか、よく検討したうえで利用するのがおすすめです。
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