- 海外FXの自動売買(EA)はどれを選べばいい?
- 自動売買(EA)を選ぶ際に気をつけるポイントはある?
- 使う時に注意すべきことは?
海外FXの自動売買(EA)は、手動で取引を行う裁量取引と比較するとトレードの幅が広がるため、うまく使いこなせば利益を出しやすくなります。
海外FXが初めての方にとってもシステムを使って自動的に売買できるので、手間やメンタルの負荷を減らしてトレードできる点がメリットです。
本記事では、これから海外FXの自動売買(EA)を使ってみたい方向けに、おすすめランキングを紹介します。
海外FXの自動売買(EA)の選び方や、利用時の注意点をまとめているので参考にしてみてください。
海外FX | 特徴 | 公式サイト |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト |
海外FXの自動売買(EA)おすすめ業者ランキング
以下では、自動売買(EA)を導入しやすい、おすすめの海外FX業者についてランキング形式で紹介します。
海外FX | 特徴 | 公式サイト |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト | |
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公式サイト |
XMTrading|KIWAMI極口座
出典:https://www.xmtrading.com/jp/
XMTradingは、ユーザー数が全世界で350万人と多くのトレーダーが利用している海外FX業者です。
最大レバレッジ1,000倍で取引が可能であり、新規口座開設ボーナスや入金ボーナスなども充実しているため、トレードを始めやすいFX業者といえます。
特に口座タイプのなかでも「KIWAMI極口座」は、スプレッドが狭く取引手数量もかからないため、自動売買(EA)に適した環境が整っているのも特徴です。
XMTrading|KIWAMI極口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- 約定力が高くスリッページが少ないため、安定して勝率を上げることが可能
- 5,000円以上の口座残高と5ロット以上の取引で本格的なEA取引に必要なVPSを無料で利用可能
- KIWAMI口座ではスプレッドが狭く手数料無料なため、スキャルピングやEAを用いた取引に最適
XMTrading基本情報
最大レバレッジ | 1,000倍 |
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通貨ペア数 | 57種類 |
金融ライセンス |
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ボーナス |
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ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 無料 |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
Exness|ゼロ口座
出典:https://www.exness.com/ja/
Exnessは、2020年に日本向けサービスを開始した海外FX口座です。
レバレッジ無制限で取引できるため、少ない投資資金でも利益を狙いやすい特徴があります。
ロスカット水準が0%と安全性も高く、スプレッドも狭いためトレード環境は整っているといえるでしょう。
また、口座タイプのなかでもゼロ口座は、スプレッドが0で提供されているため、取引回数の多い自動売買(EA)に向いています。
Exness|ゼロ口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- Exnessの全口座タイプで最大レバレッジが無制限に設定可能
- ゼロ口座ではロスカット水準が0%に設定されているため、証拠金が尽きるまでポジションを保持可能
- 最低入金額は10ドルから可能で、初心者トレーダーもリスクを抑えられる
Exness基本情報
最大レバレッジ | 無制限 |
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通貨ペア数 | 96種類 |
金融ライセンス |
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ボーナス | なし |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 1ロット片道最小0.2ドル |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
TitanFX|ゼロブレード口座
出典:https://titanfx.com/jp
TitanFX(タイタンエフエックス)は、ハイレバレッジ・低スプレッド・高約定と取引スペックが高いFX業者です。
特にゼロブレード口座は、ゼロスプレッドと約定スピードに優れている口座タイプであり、自動売買(EA)に向いています。
また、TitanFX独自のサービスでVPSサーバーを無料提供しており、自動売買(EA)を行う際のコストを削減できるのも魅力です。
TitanFX|ゼロブレード口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- 99.8%以上の高約定率を実現しており、自動売買も安定している
- 無料VPSを提供しており、24時間稼働可能な仮想PCでEAを運用できる
- 最小0.0pipsという極めて狭いスプレッドを提供しているため、スキャルピングや高頻度EA取引に最適
TitanFX基本情報
最大レバレッジ | 500倍 |
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通貨ペア数 | 60種類 |
金融ライセンス |
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ボーナス | お友達紹介プログラム:1人につき紹介者、被紹介者に7,500円 |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 1ロット片道最小0.2ドル |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
AXIORY|ナノ口座
出典:https://www.axiory.com/jp/
AXIORYは、海外FXのなかでも安全性の高い業者です。
資金管理に全額信託保全を採用しており、会社役員陣の顔写真付きプロフィールも公開しているため、安心してトレードできます。
AXIORYのなかでもナノ口座は、スプレッドが狭い口座タイプで、自動売買(EA)を活用しやすいです。
また、AXIORY独自の自動売買(EA)ツールの提供を行っているため、試してみるのもよいでしょう。
AXIORY|ナノ口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- 極めて狭いスプレッドを提供しているため、スキャルピングや短期取引におすすめ
- 信託保全を提供しており、万が一の破綻時にも顧客資金が保護される
- 1回の発注で1,000ロットまでの無制限ポジションが可能で、大口取引に適している
AXIORY基本情報
最大レバレッジ | 1000倍 |
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通貨ペア数 | 60種類 |
金融ライセンス | モーリシャス共和国の金融サービス委員会(FSC) |
ボーナス | なし |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 1ロット片道最小3ドル |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
BigBoss|プロスプレッド口座
出典:https://www.bigboss-financial.com/
BigBossは、最大レバレッジ2222倍(口座タイプで異なる)が魅力の海外FX業者です。
特にプロスプレッド口座は、スプレッドが狭く自動売買(EA)に適しています。
また、BigBossは、対応している自動売買(EA)が多いため、ツールを活用したいトレーダーにはおすすめです。
BigBoss|プロスプレッド口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- ECN方式と高速サーバーにより、約定拒否やリクオートのリスクを低減できる
- FX取引量に応じてBigBossポイントが付与され、貯まったポイントはクレジットボーナスに交換可能
- BigBossはMT4/MT5プラットフォームを提供しており、多様なEAに対応
BigBoss基本情報
最大レバレッジ | 1111倍(プロスプレッド口座) |
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通貨ペア数 | 60種類 |
金融ライセンス |
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ボーナス | BBC入金10%ボーナスについて |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 1ロット片道最小4.5ドル |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
HFM|プロ口座
出典:https://www.hfm.com/int/jp/
HFMは、常時行われている入金ボーナスと、取引日数ごとにポイントを貯められるロイヤリティプログラムによって、取引を始めやすい業者です。
なかでもプロ口座は、取引手数料がかからないため、自動売買(EA)を行う際にはコストを抑えられます。
また、海外FXのなかでもスプレッドが狭い傾向にあり、取引コストを抑えたい人におすすめです。
HFM|プロ口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- 取引手数料が無料なため、頻繁にEAを使用してもコストを抑えられる
- スプレッドが非常に狭く設定されており、0.5pipsからのスプレッドで取引が可能
- 「HFMバー」と呼ばれるポイントが貯まるプログラムが提供されており、現金や取引サービスと交換可能
HFMの基本情報
最大レバレッジ | 2000倍 |
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通貨ペア数 | 53種類 |
金融ライセンス |
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ボーナス | 20%入金ボーナス |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 無料 |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
TradersTrust|プロ口座
出典:https://traders-trust.com/ja/
TradersTrustは、レバレッジ3000倍がすべての口座タイプで利用でき、スプレッドも狭いため、短期取引に向いているFX業者です。
TradersTrustのプロ口座は、ゼロスプレッドでコストを抑えられ、最低初回入金額も5万円と高すぎないため、取引が始めやすい口座タイプといえます。
また、無料VPSサーバーが利用可能で、自動売買(EA)にも制限がないため、自由に取引ができるのも特徴です。
TradersTrust|プロ口座口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- 口座残高2,000ドル以上かつ月間5ロット以上の取引をする顧客に、無料でVPSを提供
- 最大3,000倍のレバレッジを提供しており、少資金で大きなポジションを取れる
- EAの利用、スキャルピング、両建てが可能で、取引制限がない
TradersTrustの基本情報
最大レバレッジ | 3000倍 |
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通貨ペア数 | 34種類 |
金融ライセンス | CySEC(キプロス証券取引委員会) |
ボーナス | 1000万円クレジットボーナス |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 1ロット片道3ドル |
日本語対応 | あり |
サポート体制 |
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公式サイト | 公式サイト |
Tradeview|ILC口座
出典:https://www.tradeviewforex.com/ja/
Tradeviewは、メジャー通貨とマイナー通貨ともにスプレッドが狭く、約定力も高いため、取引環境が整っている海外FX業者です。
特にILC口座はスプレッドが狭いため、取引回数が増える自動売買(EA)に適しています。
また面倒な両建てルールや禁止事項がないため、自由な環境でEAを稼働できるのも特徴です。
トレードに適した環境で自動売買(EA)したいトレーダーはTradeviewを利用してみてください。
Tradeview|ILC口座が自動売買(EA)におすすめな理由
- USDJPYが0.35pips、EURUSDが0.14pipsと、スプレッドが非常に狭い
- 1ポジションあたり最大75ロットまで取引可能で、大口トレーダーにも対応
- 複数口座を利用した両建てが可能で、異なる口座で反対ポジションを同時に保有できる
Tradeviewの基本情報
最大レバレッジ | 500倍 |
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通貨ペア数 | 61種類 |
金融ライセンス | CIMA(ケイマン諸島通貨局) |
ボーナス | なし |
ゼロカットシステム | あり |
取引手数料 | 往復5ドル |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | メール(平日24時間対応) |
公式サイト | 公式サイト |
海外FXの自動売買(EA)とは?無料EAと有料EAの違いを解説
自動売買(EA)とは、プログラムされたルールどおりに自動取引するツールであり、無料と有料が存在します。
無料EAと有料EAの違いはツールの制限範囲で、無料は利用できる業者が限られており、有料は業者に制限がありません。
ただし、有料の方が高性能で勝率も高いというわけではないため、有料と無料の特徴を理解して目的にあったツールを選びましょう。
無料EAと有料EAの特徴は、以下のとおりです。
無料EAの特徴 | 有料EAの特徴 |
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普段利用しているFX業者と使用したい無料EAが一致している場合は、有料EAを購入する必要はありません。
一方で、普段利用しているFX業者が無料EAに対応していない場合は、好みの有料EAを購入してみるのもよいでしょう。
海外FXで自動売買(EA)する4つのメリット
以下では、自動売買(EA)を使うと得られるメリットについて解説します。
- 1日中チャートをチェックする必要がない
- メンタルに関わらずトレードできる
- 初心者でも利益を出せる可能性がある
- 分散投資により低リスクでトレードできる
1日中チャートをチェックする必要がない
海外FXで自動売買(EA)を活用すると、通常のトレードとは異なり1日中チャートをチェックする必要がありません。
自動売買(EA)は、手動でツールを操作する必要がなく、設定したプログラムどおりに自動取引をするためです。
たとえば、NY市場が活発な時間は日本の深夜から早朝であるため、裁量取引を行うには困難な時間帯ですが、自動売買(EA)を使えば寝ている間でも取引できます。
また、会社員で日中は忙しい場合でも、自動売買(EA)を活用できると、FXで利益を出すチャンスが増えます。
通常取引が困難な時間帯でもチャートに張り付かずに取引できるのは、自動売買(EA)を利用するメリットといえるでしょう。
メンタルに関わらずトレードできる
海外FXの自動売買(EA)は、あらかじめ設定したルールどおりに取引するため、トレーダーのメンタルに左右されず取引できるのもメリットです。
トレーダー自身で取引すると、感情による判断ミスやストレスにより、パフォーマンスが安定しません。
たとえば、トレードがメンタルに左右される例としては以下があります。
- 損切が遅れる
- 早めに利確してしまう
- 急騰・急落につられて売買する
- ポジションを長期間持ち越す
このように、裁量取引ではメンタルに左右されて想定以上の損失を抱えるリスクもありますが、自動売買(EA)では、メンタルを気にせずに安定した取引ができるのもメリットです。
メンタルがトレードに影響している場合は、自動売買の導入を検討してみるのもよいでしょう。
初心者でも利益を出せる可能性がある
自動売買(EA)は、ツールが取引を行うため、トレード初心者でも利益を出せる可能性があるのもメリットです。
たとえば初心者がトレードを行う場合、以下のように取引ルールを決めるのにも勉強が必要であるため、すぐに成果は出せません。
- 売買のタイミングどうすべきか
- どの時間帯で取引するべきか
- トレードにはどんな手法があるか
上記のように、トレードには必要な知識も多いため、経験を積む前段階で挫折するケースもあります。
一方で自動売買(EA)を活用すれば、設定したプログラム次第で利益を出せる可能性もあるため、初心者のうちから結果を出したい方にはおすすめです。
分散投資により低リスクでトレードできる
自動売買(EA)は、設定された条件に適した銘柄を絞り込み、自動で取引を行うため、自然と分散投資になり、低リスクでトレードができます。
FXにおける分散投資とは、以下の3つの項目を分散して取引することです。
項目 | 内容 |
---|---|
銘柄 | ドル/円・ポンド/ドル・ユーロ/円など複数の銘柄を取引する |
時間 |
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資金 | 資金を集中するのではなく、分散してポジションをもつ |
裁量取引の場合、監視できる銘柄や取引できる時間は限られています。
また、資金も分割しすぎると管理ができなくなるため、分散投資をするにも限界があります。
しかし、自動売買(EA)は24時間すべての銘柄を監視して、適切な資金配分で取引ができるため、低リスクでトレードできるのもメリットです。
海外FXで自動売買(EA)する4つのデメリット
自動売買(EA)は、裁量取引では得られないメリットもありますが、デメリットも存在します。
- 必ずしも利益を得られるとは限らない
- 急激な相場の値動きに対応できない
- 初期費用や維持費用がかかる可能性がある
- 業者によっては自動売買(EA)が禁止されている場合がある
以下では海外FXで自動売買(EA)するデメリットを解説するので、使用前に理解しておきましょう。
必ずしも利益を得られるとは限らない
自動売買(EA)のトレード成績は、設定されているプログラム次第であるため、利益を得られるとは限りません。
たとえば、自動売買(EA)には、ツールの設計ミスやプログラムの誤作動リスクも考えられます。
また、EAは過去のデータをもとにプログラムを作成しているため、以前うまく機能した戦略が今後も通用するとは限りません。
自動売買(EA)を利用しても、利益を出せる保証がない点はデメリットですが、そもそも相場には確実に勝てる手法はないため、納得できるツールを探すのが重要です。
急激な相場の値動きに対応できない
自動売買(EA)は、設定したプログラムどおりに売買するため、相場が突発的な値動きをした場合には、対応できないデメリットがあります。
特に注意したいのは、価格変動が激しい際に、プログラムが損益を確定せずに、ポジションを保有し続けるリスクです。
たとえば、統計発表時や市場に影響するようなニュースが発表された場合、短時間で数10%以上の値動きがあるため、自動売買ツールが正しく動作しない可能性もあります。
そのため、自動売買(EA)を使う場合は、設定したルールに頼りすぎず、正しく動作しているか定期的に確認しましょう。
初期費用や維持費用がかかる可能性がある
自動売買(EA)を導入して取引するデメリットに、初期費用や維持費用がかかる可能性もあります。
有料無料に関係なく、次のような費用がかかるため、利用する前に確認しておきましょう。
項目 | 費用 |
---|---|
EA購入代金 | 1万~5万円 |
VPS(仮想サーバー)稼働費用 | 3千円前後 |
有料EAの場合ツールを購入する必要があり、無料EAの場合でもツールを稼働するためには、VPSと呼ばれる仮想サーバーが必要です。
EAを導入する際は、各ツールにかかるコストを比較・検討してから購入しましょう。
業者によっては自動売買(EA)が禁止されている場合がある
自動売買(EA)は、裁量取引と比較するとサーバーに負荷がかかるため、業者によっては禁止しているケースもあります。
自動売買(EA)が禁止されている業者で使用すると、口座凍結や取引制限などのペナルティを受ける可能性もあるため、使用前に禁止事項を確認しておきましょう。
たとえば、iFOREXでは、以下のように自動売買が禁止事項として記載されています。
お客様は口座で自動取引・アルゴリズム取引を目的としてソフトウェアを使用することはできません。
出典: https://www.iforex.jpn.com/legal/client_agreement.pdf
また、自動売買(EA)が許可されている場合でも、短期間に大量発注を行い、サーバーに負担をかけるような行為は禁止しているケースもあるため要注意です。
海外FX業者で自動売買(EA)を導入するときは、禁止事項を確認して、適切な方法で利用しましょう。
海外FXで自動売買(EA)する際の注意点
海外FXで自動売買(EA)する場合、事前に確認しておきたい注意点があります。
- デモ口座で操作方法を確認する
- 定期的にシステムの見直しを行う
- 自動売買(EA)が許可されている業者であるかを確認する
以下では、自動売買(EA)する際の注意点について解説するので参考にしてください。
デモ口座で操作方法を確認する
自動売買(EA)を行う場合、実際に取引をする前にデモ口座で操作方法を確認してから行いましょう。
デモ口座であれば、自己資金には影響がなく、操作ミスや設定ミス、動作の不具合が起こっても問題ないためです。
もし、いきなりリアル口座で自動売買を実装して操作ミスを起こした場合、想定以上に損失を抱える可能性もあるので注意しましょう。
自動売買(EA)を行うときは、以下の流れで試運転を行った後、本格的に利用するのがおすすめです。
- デモ口座で設定・操作方法・動作確認を行う
- リアル口座で少額取引を行う
- 本格的に利用を開始する
自動売買(EA)ツールを導入すると、すぐにトレードをして利益を出したい気持ちになりがちです。
しかし、いきなりリアル口座で実践すると、資産を減らしてしまう可能性もあるため、まずはデモ口座で試運転を行ってください。
定期的にシステムの見直しを行う
自動売買(EA)は一度設定したあとも、相場の変化に合わせて定期的にシステムを見直す必要があります。
現状は自動売買(EA)で安定して利益を出せていても、相場環境によっては突然稼げなくなるケースもあるからです。
たとえば、1日1回は自動売買(EA)の成績と取引の特徴を確認して、成果が出ていない場合は設定を変更して調整を行いましょう。
変更する設定には、以下のような項目があります。
- 取引ロット
- 損失の許容範囲
- 取引手法
設定したあとは成果が出るか様子を見て、調整を繰り返します。
自動売買(EA)といっても、放置して利益を出せるわけではないので、定期的に設定を見直すように注意しましょう。
自動売買(EA)が許可されている業者であるかを確認する
自動売買(EA)は許可されていない業者もあるため、利用する際は規約に自動売買(EA)についての記載があるか確認しておきましょう。
自動売買を禁止している業者で利用してしまうと、口座凍結や取引制限などのペナルティがあるため要注意です。
取引したい業者で自動売買(EA)を許可しているか事前に確認するか、そもそも自動売買(EA)しやすい環境が整っている海外FX業者を使用するのもよいでしょう。
本記事で紹介している以下の業者は、自動売買に適しているため、このなかから選択するのもおすすめです。
- XMTrading|KIWAMI極口座
- Exness|ゼロ口座
- TitanFX|ゼロブレード口座
- AXIORY|ナノ口座
- BigBoss|プロスプレッド口座
- HFM|プロ口座
- TradersTrust|ライブ口座
- Tradeview|ILC口座
海外FXの自動売買(EA)を選ぶ際のポイント
海外FXの自動売買(EA)は、ポイントを理解しておくと、目的に合ったツールを選択できます。
- バックテスト・フォワードテストが良好な業者を選ぶ
- 最大ドローダウンが小さいか
- プロフィットファクターが高いか
- 総取引回数が1,000回以上を記録しているか
以下では、自動売買(EA)を選ぶポイントについて解説します。
バックテスト・フォワードテストが良好な業者を選ぶ
自動売買(EA)は、バックテストとフォワードテストが良好な業者を選ぶと、導入後に成果を出しやすいです。
下表でバックテストとフォワードテストの特徴を確認しましょう。
テスト名 | テストによって評価できる内容 |
---|---|
バックテスト | 過去の市場データを使用してEAのパフォーマンスを評価する |
フォワードテスト | リアルタイムの市場データを使用してEAのパフォーマンスを評価する |
基本的に自動売買(EA)は、バックテストを行ったあとに、デモ口座とリアル口座でフォワードテストを行います。
テストが良好であるほど、実際の取引でも成果を出しやすいため、自動売買(EA)を選ぶ際には注目しておきたいポイントです。
最大ドローダウンが小さいか
自動売買(EA)を選ぶ際には、最大ドローダウンの小さいツールを選択すると、損失リスクを抑えられます。
最大ドローダウンとは、最大資産に対する損失額の割合であり、数値が小さいほど自動売買の安定性が高く、破産リスクが小さいと判断できます。
具体的には、最大ドローダウンの数値「10%」が小さいと判断できる基準です。
たとえば、投資資金が100万円だったとします。
ドローダウンが50%の場合は、資産が最悪50万円まで減少してしまいます。
一方で基準となる10%の場合は、資産が減少しても10万円で抑えられるわけです。
ドローダウンの数値を見ると、資産に対して最悪いくら損失を抱えるのか判断できるため、自動売買(EA)を選ぶ際には確認しておきましょう。
プロフィットファクターが高いか
自動売買(EA)を選ぶときは、プロフィットファクターが高いかを確認しましょう。
プロフィットファクターとは、総利益と総損失の割合を表し、数値が高いほど「効率よく利益を出せる」と判断できます。
プロフィットファクターを算出するには、以下の計算式を使いましょう。
プロフィットファクター(PF)=総利益 ÷ 総損失
たとえば、以下2パターンのプロフィットファクターを比較してみます。
総利益 | 総損失 | 純利益ー損失 | プロフィットファクター | |
---|---|---|---|---|
パターン1 | 200万円 | 120万円 | 80万円 | 200万円÷120万円=16.7 |
パターン2 | 400万円 | 320万円 | 80万円 | 400万円÷320万円=1.25 |
どちらも純利益は同じく80万円ですが、パターン1の方がプロフィットファクターは高いため、効率よく利益を出していると判断できます。
自動売買(EA)を選ぶ際は、プロフィットファクターを確認すると利益を出しやすいか判断可能です。
総取引回数が1,000回以上を記録しているか
自動売買(EA)を選ぶ際には、データの信ぴょう性を判断するため、テストの総取引回数が1,000回以上記録しているか確認しましょう。
たとえば、下表では総取引回数が少ないツールと多いツールを比較しています。
総取引回数 | 勝敗 | 勝率 |
---|---|---|
10回 | 6勝4敗 | 60% |
1,000回 | 600勝400敗 | 60% |
どちらも勝率は同じく60%ですが、総取引回数が少ないツールは、信ぴょう性がありません。
また、総取引回数が少ない場合は、好成績だったデータのみ公表しているケースも考えられるため要注意です。
自動売買(EA)を選ぶときは、テストの総取引数が1,000回以上あり、成績がよいツールを選択しましょう。
海外FXの自動売買(EA)に関するよくある質問
最後に、海外FXの自動売買(EA)についてよくある質問を6つ紹介します。
- 海外FX自動売買(EA)は100%利益を出せますか?
- 海外FXと国内FXの自動売買のどちらがおすすめですか?
- 海外FX自動売買(EA)の最低入・金額はいくらですか?
- 海外FX自動売買(EA)は手数料がかかりますか?
- 海外FX自動売買(EA)を使うのは危険ですか?
- 海外FXの自動売買(EA)を使う方法・流れは?
海外FX自動売買(EA)は100%利益を出せますか?
海外FX自動売買(EA)を利用すると、取引の幅は広がりますが、100%利益を出せるわけではありません。
また、現状自動売買(EA)で利益を出せている場合でも、市場環境の変化で成果が出なくなるケースもあるため日々設定を見直し、アップデートする必要があります。
海外FXと国内FXの自動売買のどちらがおすすめですか?
自動売買を行う場合は、海外FXの利用がおすすめです。
理由としては、国内FXは自動売買を禁止している業者が多く、海外取引所の方が自動売買しやすいためです。
ただし、国内FXは税制面を見ると、海外FXよりもメリットがあるため、目的に応じて選択するとよいでしょう。
海外FX自動売買(EA)の最低入金額はいくらですか?
海外FX自動売買(EA)の最低入金額は、使用する業者によって異なりますが、数千円から始められます。
ただ、リスクを抑えて効率よく取引を行いたい場合は、数万〜数十万円を入金するのがおすすめです。
より多くの資金があれば、損失に耐えられ回復するまでポジションを保持することができます。
海外FX自動売買(EA)は手数料がかかりますか?
海外FX自動売買(EA)は、以下3つの手数料がかかります。
- 取引手数料
- 自動売買手数料
- スプレッド
利用する業者によって、発生する手数料は異なりますが、なかには取引手数料や自動売買手数料が無料で、低水準のスプレッドを提供しているFX業者も存在します。
海外FX自動売買(EA)を使うのは危険ですか?
海外FX自動売買(EA)は、正しく使えば危険ではありません。
しかし、ルール設定に無理があったり、詐欺のような自動売買ツールを利用したりすると、損失を抱える可能性があるため要注意です。
自動売買(EA)を行う際は、テスト結果が公表されている信頼できるツールを選び、試運転を行ってから利用しましょう。
海外FXの自動売買(EA)を使う方法・流れは?
海外FXの自動売買(EA)は、以下の流れで利用します。
- 海外FX口座を開設
- MT4・MT5などトレードツールを起動
- トレードツールにダウンロードしたEAファイルを追加
- MT4・MT5を再起動
使用する自動売買(EA)と海外FX口座が用意できていれば、上記の手順ですぐに利用できます。
海外FXの自動売買(EA)おすすめ業者ランキングまとめ
海外FXの自動売買(EA)は、設定したプログラムどおりに売買を行うため、裁量取引と比較した場合、取引時間やメンタル面にメリットがあります。
そのため、自動売買(EA)を選ぶポイントや注意点を押さえれば、FX取引で利益を出せる可能性が上がるでしょう。
ただし、実際に導入する海外FX業者には、自動売買(EA)を禁止している業者もあるため、注意が必要です。
海外FXで、自動売買(EA)を活用して取引を行おうと検討している方は、本記事の内容を参考にして選んでみてください。
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